苦しかった

2024年5月30日木曜日

日記

もう10年近く、排尿に問題があった。

最初に感じたのは頻尿。

夜間も多いときは4、5回もトイレに起きた。

日中も何回もトイレに行くのに、なんだかすっきり出ない。

これは異常かもと思って泌尿器科に行ったけど、結局原因はよくわからないまま5年ほど過ぎた。

ベタニスという薬を3年ぐらい飲んでたけど、効果があるようなないような感じで、薬価も高いし、いつしか通院も服薬もやめてしまった。

で。

2021年、中旬、昼間30分おきにトイレに行きたくなり、これはいよいよつらいとなって、病院を変えて受診した。

すると「排尿困難」という診断が出た。

そうか、私は排尿が困難だから何回もトイレに行っていたのか。

出すぎるというわけじゃなかったんだ、と目から鱗だった。

そして「ウブレチド」「エブランチル」という2種類のお薬を処方された。

ウブレチドは副作用の下痢がひどかったけど、頑張って半年耐えたらなんとか続けられるほどに落ち着いた。

今回は、薬でだいぶん楽になったように感じた。

一生飲み続けなければならないっぽかったけど、まあそんなこともあるかと思っていた。

そして3年。

4月の受診で、残尿が多いことを指摘され「自己導尿を始めましょう」と言われた。

その先生さ、お年寄りで、ちょっと堅物で、気さくにしゃべれない感じなんだよね。

異議は認めん、みたいな空気あって、あれよあれよと自己導尿開始。

これがなかなか大変だった。

手技自体はさほど難しくはないんだけど、なにせ、気を使う。

異物を尿道に入れるのだから、未知の世界。

そして始めて3日目に膀胱炎になった。

ううう。つらい。

病院行ったら先生、なんか不機嫌だしさ、「気持ちの問題」とか言われる始末。

いやいや、バイ菌、検出されてるんでしょ?

なんで気持ちやねん?

これからこれ、続けられるの?

もう不安でいっぱいなのに塩対応されて、メンタルにきた。

抗生剤で治すんだけど、それからは毎週、計4回膀胱炎になった。

4回目で病院を変えた。

「メンタルの問題」とか「出せる薬はもうない」とか、ネガティブなことばっかり言われてもう嫌だと思った。

信頼関係ゼロ。

ちょっとぐらい嫌なことがあってもコロコロ病院を変えたくないと思っていたけど、もう限界だった。

新しい病院の先生は優しくて、「残尿100mlぐらいならうちでは導尿しないけどなあ」「とりあえず膀胱炎治して、仕切り直しましょ」と言ってくれた。

出してくれた薬はとてもよく効いて、それ以降、今はおさまっている。

月が変わった来週から、その病院でお世話になろうと思っている。

残尿は朝、昼、晩、で昼晩は100ml前後、朝は多くて250mlぐらい。

導尿して出すと確実にすっきりする。

トイレの回数も激減した。

そう、導尿は効果は確かにあるのだ。

細菌感染さえ起こさなければなあ。

ネットで調べると私は、導尿ラインぎりぎりな感じだ。

膀胱炎にならないのであれば、導尿自体は続けてもいいと思ってるけど、しょっちゅう膀胱炎になるのだけは避けたい。

来週から新しい先生と相談しながらやっていく。

そんなこんなで5月はずっと苦しかった。

体調が悪いとメンタルダダ下がりで、今もなんだか鬱っぽいんだよね。

まじで「生きていてもつらいだけだから早く◯にたい」なんて考えたり。

自分でも不思議なほど凹んでいる。

多分、親の介護で老いというものを嫌というほど見せつけられて、自分の身体も老いていって故障が増えているので、不安感が増しているのだろう。

こんなことではこの先思いやられるな。

老いとはこんなにつらく苦しいのか。

本当に自分がなってみないとわからないことばかりだ。

自己紹介

自分の写真
アラ還主婦です。インドア派です。 残りの人生の死に至るまでの思考や活動の記録。

フォローはこちら

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ